ため口の使い道

日々

ため口、使っていますか?

ため‐ぐち【ため口】 の解説

年下の者が年長者に対等の話し方をすること。ためくち。「―をきく」「―をたたく」→ため

[補説]1960年代に不良少年の隠語として始まり、1980年代には一般に広まったという。

ため口(ためぐち)の意味 – goo国語辞書

ため口って、私が生まれる前から使われていたのですね(笑)

敬語や丁寧語で話すことは礼儀としても、敬意を表するという意味でも大切な日本語の文化だと思います。

では、ため口はどんな時にどんな風に使うために生まれたのでしょう。

私は、ため口で話すことによって相手により多くの自分の感情を伝えることができるときに使っています。

・相手の話に心から同調したとき

・話している相手にしか言えないような本音を話すとき

・相手に好意的な感情を抱いていることを伝えたいとき

・丁寧な言葉との間に落差を作ることで笑ってほしい時

普段から意識してため口を使っているわけではありませんが、

丁寧語や敬語に織り交ぜながら使っているという感覚でしょうか。

ため口にすると、より自分の本音にちかい言葉を使うことができます。

なのでそれを聞いてほしいと思える相手には、あえてため口で本音の部分を伝えます。

ため口を発揮するときは、相手の人が受け取ってくれることを確信しており、そのうえで自分の本音に近い言葉も伝えたい場面で、心のつながりを深めるために使っています。

人間しか使いこなせない言葉。

中でも日本人にしか使いこなせない日本語。

そのなかの「ため口」の使い道は、心と心をつなぐためにある気がしています。

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